PM2.5がやってくる エアロゾル(浮遊粒子状物質)の怖さ
今までだって、無かったわけじゃない…
PM2.5は0.0025mm(2.5μm)以下の粒子状物質のこと。
※PMの単位はμm(マイクロメートル)= 1mの1000分の1です。
これが大気中に浮遊すると、風に乗りやってくる。
PM2.5よりも大きな粒子状物質だって、汚染物質とされるものは数多く存在します。
それら全てをひっくるめてエアロゾル(浮遊粒子状物質)と呼びます。
本当なら春が近づくと気になるのは、黄砂や花粉たっだはずなのに…そういった自然のものではなく、都市活動(人為的)につくり出されたエアロゾルが私たちの生活を脅かしているこの現状です。
PM2.5のニュースが発生したら、空はかすんですっきりしていないです。
空気汚染って・・悲しくないですか?
気温も上がり、外で活動するには持って来いの季節なのに、思いっきり深呼吸も出来ないなんて…。
主婦の私なら、洗濯ものだって気になってしまいます。
もともと黄砂や花粉の季節には、外では絶対干しませんけどね。
夏になると思いっきり外に洗濯物を干しますよね。バリバリに乾くのは主婦にとっては嬉しい限りなんだけど、いつも気になっていたのが、物干し竿に掛けてあったハンガーなどの引っ掻ける部分に、黒い汚れが付いていること。竿を雑巾で拭くと、雑巾が真っ黒になるんです。
そんな経験ありませんか?おそらく都会ではよくあることだと思うんですけど…。
私は都会と言えるほどの地域ではないにも関わらず、交通量の多い国道が300メートル圏内にある、大きな工場があるというだけで、きれいに見える空気が実は汚染されているんですよね。
風向きによっては多い日、少ない日はあるんだろうけど。
最近はぜんそくに罹る子どもが増えているようにも思います。軽症・重症を問わず、敏感に反応する子どもたち。
これも近年の大気汚染(エアロゾルが沢山)が進んでいる証拠でもあるんじゃないかと感じてます。
エアロゾルの中でも、PM2.5と結合するとまずい!
PM2.5の中でも、硫酸塩エアロゾルの粒子は、大気中を浮遊している間に花粉や黄砂などその他のエアロゾルの粒子と結合することによって、毒性が強くなるといいます。
PM2.5というだけでも、健康への被害が及ぶのに更にパワーアップしてしまうなんて…。
もうそれだけで、気分が悪いと思いませんか?
中国(中華人民共和国)では大気汚染
ちなみに、おとなりの中国では大気汚染による被害が想像以上なのですよ。
かつての日本の公害と呼ばれた大気汚染も、かなりのものだったらしいですが、
今から146年前の明治維新以降、産業の急激な発展に伴い発生した公害問題…。
当時の記録によれば、首都圏の学校で外にいた生徒たちが目や喉の痛み、めまい、呼吸困難、けいれんとさまざまな症状が多数発生したそうです。
それが今、中国で起こっています。
そしてそれが他人事ではないということです。