PM2.5の正体

PM2.5の正体

PM2.5がどういう物質なのか。その正体はなんでしょうか・・・

 

「体に悪いんでしょ?」
「マスクを通り抜けるくらい小さな物質って聞いたけど…」
「発がん性物質?」

 

 

などなど、巷では漠然とした知識を持ちながら、その存在を意識はしているように思えます。

 

現に私もはっきりとした知識もないまま、花粉や黄砂と同じような感覚で対応しているんだけど…。
注意喚起がなされた日には、確実に喉の調子がおかしいのに気付きます。

 

なんだろ単純な黄砂や花粉とは違い、ピリピリするというか息苦しさも多少感じるような状態。
元気いっぱいの人なら、多分さほど気にならないような症状かもしれない。
子どもなんかは特にね。





PM2.5の正体

 

まずはここでPM2.5が何なのかをお話ししたいと思います。

 

そもそも日本では、かつての公害騒動によりPM2.5などの汚染物質を厳しく規制し、全国で測定局などを設置して管理されているはずなんです。
公害騒動

 

例えばディーゼル車には、大気汚染の原因(排気ガス)に対して、「この車の排気ガスは、空気を汚すので課徴金を払ってください。」といった措置が取られています。基準値を設けてそれ以上にならないような規制をしているんです。

 


車だけではないですよ。工場の廃棄物や火力発電においてもしっかり規制はされています。

 

お気付きですか?どうやらPM2.5というのは、物を燃やした時に出る有害物質であるということ。
工場の煙から出る有害物質

 

でも中国の街が、濃いスモッグで覆われているあれはPM2.5以外の汚染物質。スモッグ(霧)として目に見える、目視の可能な物質、ススのようなものなんです。これならすぐに対応できますよね。

 

マスクをする、洗濯ものを外に干さない、外出も控えるとかね。

 

ただここで重要なのは、PM2.5は粒子の大きさが0.0025mm以下、髪の毛の太さの28分の1、もしくはスギ花粉の12分の1…。想像がしにくいけど、市販の花粉用のマスクでは防ぐことは無理です。

 

そして、ここまで粒子が小さいと「目視不可」なのだそう…。

 

だから去年の騒動以来、測定局などの増設をしたりと国が動いたんですね。

 

PM2.5は0.0025mm以下の物質の総称であり、「微粒子状物質」とも言います。
※2.5mm の1/1,000 (μmマイクロメートル 単位)

 

その中でも最も危険なのが、“硫酸塩エアロゾル”という物質。

 

スモッグの無い晴れた日であっても、この物質の濃度が高ければ、目や喉に刺激を感じるとか。
それに止まらず鼻水・咳・鼻血などが出る人も…。

 

ピリピリ…鼻血…危険ですね(怖)

そういえば昨年の春に、黄砂が飛んだ日、喉が異常に反応して大変な思いをした、と知人が言っていたのを思い出しました。

 

花粉症はない人で、黄砂にものすごく反応したと言ってたけど、喉が風邪の時とは違うピリピリ感と、咳が異常に出たのだそうです。

 

おそらく騒がれていたように、黄砂にも汚染物質が付着していたのでは?と後になって原因を知ることになりました。




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