1日平均35マイクログラムをこえると・・

PM2.5の基準値

今までだって無かったわけじゃない、この「PM2.5」

 

環境省による環境基準は、1年平均値15μg(マイクログラム)以下、かつ1日平均値35μg以下だそうです。
これは平成21年9月に設定されたもの。
環境について
※マイクロとは、1mの1000分の1

 

そして、昨年11月の時点の内容がこれです。PM2.5が1日平均値70μg(マイクログラム)/m3を超えたら、注意喚起をするというもの。
簡単にいうと環境省の基準値の2倍を超えた時点で、注意喚起がなされます。





70μm/m3  μm(マイクロメートル)

70μm/m3というのは、「1立方メートル当たり70μm」ということです。
もっと簡単にいうと、1メートル四方の空気の集まり、もしくは1メートル四方の箱の中に70μmのPM2.5が浮遊している状態です。
想像しにくいですか?タバコの煙で想像してみてください。その煙の濃度というよりは煙に含まれる有毒物質の量で判断しているようなものです。

 

70μm超だと注意喚起がなされ、無関心でいても新聞やニュースで知ることとなるでしょう。その情報すら見逃してしまったら大変!

 

気になったのは、70μmに達しない濃度のときはどうなんでしょうか?
おそらく注意喚起があった場合、その数日前から濃度が薄いというだけでPM2.5は飛来しています。

 

実際2月26日に出された注意喚起前後の状況を調べると、薄くとも飛来していました。

 

2、3日前にも遠くが薄くかすんでいたので、飛来予報を見てみたら案の定PM2.5に覆われていたのです。
まるで雨雲がかかったようにね…。

 

私は見逃していましたけど、ニュースではPM2.5が飛来していることを言っていたそうな。
この時期は、黄砂や花粉のことを考えて室内干しばかりなので、洗濯物の心配は無かったですけど…。
呼吸は常にしているわけだから、知らず知らずのうちに体の中へと取り込んでいることだって…。

 

やはり心配は尽きませんね。

 

ではここで、環境省の記した目安のようなものを紹介しますね。

 

70μm/m3を超えた場合

よほどの用事でない限り外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。
70μm/m3以下なら、特に行動を規約する必要はない。だけどいづれにしても、呼吸器系や循環器系疾患のある人や小児、高齢者などは影響を受け易いので、注意喚起に頼らず注意が必要です!!

 

ちなみにPM2.5などの汚染物質は、薄曇りで風のない日が多いそうです。汚染物質の浮遊する大気が拡散しないことで、地表の濃度は濃くなるということ。

 

日本の場合、高濃度の汚染物質は大陸より風に乗ってやってきますが、飛来したのちに風が止んだとしたら状況は最悪ですね。

 

薄曇りで無風…。

PM2.5の濃度が基準値以下だったとしても、警戒はした方がよいということです。
PM2.5飛来予報をどうか活用していただきたいです。




このページの先頭へ戻る